E36のリアハブベアリング交換についてご紹介します。

リアハブベアリングが駄目になると、走行中にゴーゴーという異音がするようになります。

そのまま走行し続けると徐々に異音は大きくなり、最終的にガタつきもでてくる状況になります。

作業としては、まずドライブシャフトを抜きます。

今回の作業では一番の山場で、固着してなかなか抜けない場合が多く、大きなハンマーで叩いて抜いて抜きます。

あまりにも頑固な場合は二人掛かりでハンマーをフルスイングするのですが、その様はあたかもマリオブラザース?、

いや、どちらかというとモンハン的な光景ですかね(笑)

E36_HB1

これが無事に狩り取った、じゃなくて抜けたドライブシャフトです(苦笑)

今回もかなりしんどい作業でしたが、リアハブベアリング交換はどんなに頑張っても2時間半ほどは覚悟しないといけない作業です。

E36_HB2

次に引っ張り出すほうのスライディングハンマーを使ってアウトプットフランジを抜いていきます。

このアウトプットフランジは、ドライブシャフトと違って拍子抜けするほどすんなり抜けることが多いですね。

E36_HB3

ここまで分解できたら専用工具を使ってハブベアリングを抜いていきます。

専用工具の無い環境では、ナックルごと取り外してプレス機で抜かなければならないため、非常に大掛かりな作業になってしまいます。

E36_HB4

下の写真は新品と取り外したベアリングとなります。

新品は音もなくスルスル回りますが、外したほうのベアリングは手で回してもゴリゴリ音を出しますね。

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交換後の試運転では、交換前の異音が嘘のようにおさまり室内がとても静かになりました。

このハブベアリングの症状は、タイヤのロードノイズと間違えやすいためオーナー様が気がつかないことが多い故障で、定期的な点検で早期発見を心がけておきたいところですね。

低速走行時などロードノイズが気になる方は、ハブベアリングに問題がある可能性が疑えるので一度点検にお越しください。

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を定期的な点検で早期発見を心がけてください。